茶の木の剪定方法と剪定適期について


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茶の木の剪定方法と剪定適期について

剪定適期は茶摘みが終わる7月から9月、そして花が咲いた後の11月から12月となります。間違って多めに切り取ってしまっても、育成に失敗していなければすぐに葉は生い茂りますので、好みのデザインに仕上げても良いでしょう。

切り方は枝透かし剪定と刈り込み剪定を用います。枝透かし剪定とは葉が密集しすぎている部分を、風通しよくするために行う手法です。枝の付け根となる分かれ目から切り落としていきます。
茶の木は育つと2・3mにもなりますので、葉だけでなく枝が絡み合ったりします。

そこそこ多めに枝透かし剪定をしても、休眠芽が次々に伸び始めますので、太陽の光があたるようにバッサリと切りましょう。

庭の面積が小さく植えた株数が少ない、もしくは鉢植えであれば、そこまで剪定する必要はありません。通気性や採光が取れれば十分ですので、枝や葉を間引く程度にしてください。一般家庭での茶の木栽培なら、花が咲いた直後が剪定すべきタイミングです。
茶の木は手入れをしないと、ボサボサと伸びていきます。植え付けた株数によっては、ご自宅の庭の景観を損なわせてしまいます。
虫などが寄ってくれば衛生的にも良くありませんので、刈り込み剪定により茶の木全体の形を整えていきましょう。

茶の木剪定を行う理由の1つともなりますが、5月から8月にはチャドクガと呼ばれる害虫が発生します。チャドクガは全身が毒の毛針で覆われていますので、直接触れてしまうと痒くなったり、発疹ができます。
押し潰すなどの処理をしても毛の毒は残っていますし、抜け殻にも毒性物質が含まれています。
チャドクガが嫌だから茶の木を栽培したくない、という人までいらっしゃるほどの害虫です。

剪定や殺虫消毒を怠ると、栽培者だけでなく近隣住民にも迷惑をかけますので、発生時期にはチャドクガが生まれていないか確認してください。

もしも葉の裏に卵を産み付けられていたり、葉が食べられた形跡を発見したら、すぐに消毒散布をしましょう。当然ですが殺虫剤であっても、使わない方が自然な茶葉はできやすくなります。日頃からどれだけ愛情を注ぎ、剪定しているかによりますので、萌芽力だけに頼ることは止めましょう。
さて、基本的には害虫との戦いであり、茶の木剪定そのものは難しくはないです。使用するはさみも剪定ばさみで問題ないです。株数が多ければ、剪定時期となる7月から9月及び11月から12月に専門業者へ依頼してしまうと楽です。植木屋さんへ問い合わせれば、剪定費用もすぐに教えてくれます。


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