緑茶のカフェイン含有量とカフェインレスの緑茶について


緑茶のカフェイン含有量とカフェインレスの緑茶

150mlの緑茶には、15㎎から30㎎のカフェインが含まれています。カフェインと言えば、コーヒーを連想する方も多いでしょうから、お茶にも含有していると驚かれたかもしれません。参考までに紹介すると、インスタントコーヒー150mlには60㎎から70㎎、同じ量の紅茶には緑茶と変わらない30㎎程のカフェインが入っています。

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玉露はコーヒー以上にカフェイン含有量が多く、150mlで150㎎から180㎎もあります。当然ですが玉露やコーヒーを飲まなくても、緑茶を沢山飲めば、それだけカフェインの過剰摂取に繋がります。

カフェインのメリットは、脳の覚醒作用により眠気が取り除けることです。脂肪分解作用や筋肉収縮作用、心臓機能UPなどの働きがありますので、自然と血流も良くなります。

ところが必要摂取量と言われている1日300㎎の量を超えると、最悪、死に至ります。カフェイン中毒となれば、排尿頻度が増えますので慢性的な水分不足に陥ります。夜中にトイレへ行きたいと感じる回数も増えるため、不眠症を患う可能性がぐっと高まるのです。

また覚醒作用や鎮痛作用の持続により、集中力が欠如したり、頭が痛くなったりします。人それぞれでカフェインに対する耐性は異なりますので、体質に合わなければ謎の吐き気や貧血、動機などの症状が現れます。

前述した緑茶における含有量から計算すると、毎日2L以上を飲んでいる人は飲用状況を見直した方が良いです。特に、新芽や若芽ほどカフェイン含有量は多いです。大量に緑茶を飲む人は、摘みたての葉を使った商品は避けるべきとも言えるでしょう。

そこで注目を集めている商品がカフェインレスの緑茶です。茶飲料となる過程でカフェインを除去し、カフェイン含有量が極力抑えられています。従来は熱湯や有機溶剤を使い、カフェインレス緑茶は作られていました。

しかし、カフェインを取り除くと同時に風味までも落ちていたのです。 最近では大手メーカーが独自の技術を開発・採用し、カフェインレス緑茶であっても通常の緑茶と変わらない味を実現しています。カフェインによる副作用が心配な妊婦や乳幼児、高齢者でも安心して緑茶を楽しめるようになりました。ティーバッグや粉末、茶葉、ペットボトル飲料と種類も増えていますので、お好みに合わせてカフェインありなしを選択しましょう。

気を付けて頂きたい点は、カフェインレスと商品に記載されていても、ゼロとは限らないことです。一定量を飲むとアレルギー反応が出てしまう人は、商品詳細や成分表示を確認するようにしてください。


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