茶の木の苗の育て方


茶の木の苗の育て方について

鉢植え及び庭植えとして茶の木は栽培できますので、目的に応じて苗を植えてください。 植え付けする季節は春頃がベストです。5月以降に茶の木を育てたいと思ったのなら、10月から11月の秋植えと呼ばれる季節を選ぶと良いです。

ちなみに寒冷期となる冬以外の季節であれば、よほど育成に失敗しない限り、茶の木は丈夫に育ちますので安心してください。 鉢植え栽培であれば、まずはプランターに苗を埋めてください。風通しがよく、日当たり良好の場所に置けば、すくすくと成長します。

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一般的な草花と比べると、乾燥しやすい特徴がありますので、苗を植えたらたっぷりと水をかけましょう。株元が寒さでダメにならないよう、土表面に稲わらを敷くと枯れてしまうリスクが軽減します。

基本的な育て方は鉢植えと同じとなりますが、庭植えの場合、鉢植えよりも苗の数が多いはずです。初心者の方ですと、なんとなく苗を植えていきがちですが、茶の木の根は1m以上にも及びます。隣り合わせの間隔が極端に狭いと、土の中で根が絡み合う可能性が出てきます。そのため、苗をそこ植える予定なら、隣同士の間隔を20㎝から30㎝は離すようにしてください。

鉢植え栽培と同様、土の上には稲わらを敷いてください。 これにて、茶の木の苗の育て方となる土台は完成です。天候や育ち具合、土表面が乾いていないかを確認しながら、適時水やりをしましょう。

苗の植え付けから4か月も経つと、立派な新芽が顔を出します。茶葉を摘みたくなるほどに成長しますが、鉢植え栽培の方はプランターが小さいと感じ始めるはずです。器から根っこごと取り出し、準備した大きめのプランターに移し替えれば簡単に引っ越しは完了します。

庭植え栽培の方は、4か月目以降からは葉が生い茂るため、風通しを良くするためにも剪定をしてください。 この頃になると、鉢植えであろうが庭植えであろうが、葉に虫が付着し始めます。葉が食べられていたとしても、それが無害な虫ならば問題ありません。

しかし、チャドクガと呼ばれる病害虫が茶の木に住み着いたなら、早急に駆除してください。茶の木が病気となり枯れてしまうだけでなく、チャドクガそのものに毒があるからです。 小さなお子さんがいらっしゃれば、チャドクガを触り発疹が出たりします。

植え付けから1年も経つと、苗は1mほどに育ちます。鉢植え栽培の方は、またプランターが小さいと思い始めるでしょうから、2度目の移し替えを行いましょう。引っ越し作業の時は、根に傷がつくと大元から枯れる原因となりますので、丁寧に扱ってください。 このような流れで、茶の木の苗は育てていきます。


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