日本茶インストラクター試験の難易度と概要について


日本茶インストラクター協会が実施している民間資格です。健康志向の高まりにより、日本茶は注目を集めていますが、間違った情報が氾濫しているケースも少なくありません。
そこで、お茶の正しい知識を身に付けた人材を育成しようと誕生したのが日本茶インストラクター試験となります。取得後はアドバイザー職に就く人が多く、茶業界における登竜門的存在の資格になりつつあります。

日本茶インストラクター試験の難易度と概要

試験は年に1回開催され、1次試験・筆記の合格者だけが2次試験・実技に進めます。2015年度の1次試験は、11月8日に開催されました。受験料は21,600円、1次試験免除者は半額の10,800円にて受験できます。

筆記試験では、お茶の歴史や栽培、製造、品質検査、淹れ方など、総合的な知識が問われます。5択方式のマークシート方式を採用しているため、運任せで突破できるのではと思われるかもしれませんが、日本茶インストラクター試験の認定は1次試験クリアに全てがかかっています。
なぜなら2次試験に進めれば、9割近い受験者が合格しているからです。それにもかかわらず、日本茶インストラクター試験の合格率は3割から4割となりますので、いかにして1次試験を突破するかが認定の鍵を握っています

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2次試験は、茶鑑定試験とインストラクション実技試験です。例年、1次試験から約3ヵ月後に試験は開催されており、2015年度は2016年2月7日にありました。
日本茶インストラクター試験の受験資格は、翌年3月31日時点で20歳以上の方であれば誰でも受けられますので、敷居は低いと言えます。

試験開催地は札幌や東京、京都、福岡などの都市圏が指定されており、受験申込書及び顔写真の送付により申込が完了します。
難易度を考慮に入れれば、まずは1次試験に合格できるかです。1発合格を目指しているのなら、あまり独学はお勧めできません。書店にて専門書を購入することも当然ですが、日本茶インストラクター講座と呼ばれる通信教育システムを利用しましょう。テキストやDVD、茶鑑定セットを使い、難易度が高いと言われる1次試験対策に取り組めます。

日本茶インストラクター講座の受験料は、71,280円と安くはありません。金銭的に厳しい人は、分割払いにも対応していますので検討すると良いです。

居住地域によっては、日本茶インストラクターが試験対策のセミナーや勉強会を開催しています。インストラクターが発起人となり、法人化している協会もあります。
日本茶インストラクター講座と同様、かなりの合格率を誇るオリジナルテキストなどを配布していますので、認定のために先輩方の力に頼ってみるべきです。


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